フランソワ・コラー写真集 フランスの労働「François Kollar: La France Travaille」
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フランソワ・コラー写真集 フランスの労働「François Kollar: La France Travaille」の商品説明
フランソワ・コラーの写真集は何回かアップしてきましたが、こちらは彼が1931年から担当した大掛かりなプロジェクト「La France Travaille」をまとめたものです。
訳せば、フランスは働く...といった感じでしょうか？
出版社のHorizons de Franceとの契約を勝ち取り、フランス国内40以上の地域を周り、その産業や労働そのものを記録していきます。
撮った写真は10000枚を超え、そのうちの1358枚が15巻の写真集にまとめられて出版されます。
話の本題はここからなのですが、1934年にかけて刊行されたこの15巻はその後、さほど見向きされなかったところもあるのですが、
2000年代に入ってから猛烈に高値となります。
なぜかというとフレンチ・ヴィンテージウェアを扱うデザイナーや古着屋が、格好の資料としてその15巻の写真集を求め、
それが巷間に伝わり、古着マニアたちもこの写真集探しに狂奔し、価格が沸騰したのです。
ヨーロッパでも日本でも...まぁ、いまはすぐに情報が伝わりますから。
ただコラーは労働者の現実を捉えましたが、産業そのものも撮っているので写真は労働者だけでなくインダストリアルなものがたくさんあります。
本書は、その15巻本からセレクトした写真をまとめたもので1986年に刊行されました。
かなり大判の写真集です。こちらも近年、かなり入手困難な写真集となってしまいました。
シュルレアリスム風な写真を撮り、広告写真や『Harper's Bazaar』でのモード写真も残したコラーですが、ここではドキュメンタリーに徹しています。
細部を見、全体を捉え、さらに彼の美学も入り、じつに良い写真集だと思います。
※ダストカバーにビニールを付けたまま撮影していますので、反射があります。
大型本にて佐川急便（複数冊）80サイズでの発送となります。
編集： Raymond Bachollet、Anne-Claude Lelieur
出版社：Chéne
発行：1986年
ハードカバー：238ページ
サイズ：26 x 31.8 x 2.8 cm
言語：フランス語
状態：ダストカバーの下部、背と小口側に破れ傷み、補修あり。また裏表紙は退色がありますので、最後の写真でご確認ください。
全体にダストカバーの状態はあまり良くありません。本体は表紙の上下に退色があります。中身は全体に良い状態です。