ワルシャワ・ゲットーのドイツ人資本家とユダヤ人「Das Getto」
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ワルシャワ・ゲットーのドイツ人資本家とユダヤ人「Das Getto」の商品説明
ワルシャワ・ゲットーでのユダヤ人の生活を撮った、かなり貴重な写真をたくさん収めた本です。
内容はとても重いです。
道路で立つこともできずにうずくまっている子供がいます。
でも、通る人はチラッと見て過ぎて行くだけ。そんな写真があります。
人のことにかまっていられない極限状況が伝わってきます。
コラム的にひとつのテーマで左ページに文章。
右ページに写真を配した構成。
掲載された写真は当時、ドイツ軍将校ハインリッヒ・イェストがワルシャワ・ゲットーで撮ったものだそうです。
これらの写真は戦後ずっとあとの1982年になって発見され、88年に展示されました。
それをドイツの有名な出版社Steidlが刊行したものです。
本書の巻頭にはワルシャワ・ゲットーで最大の工場を経営したドイツ人実業家、ヴァルター・キャスパー・トッベンスについて詳細が書かれています。
彼はユダヤ人を使ってドイツ軍の軍服を製造して富を築きました。
ユダヤ人は彼にミシンを渡すことで強制収容所行きを一時的に逃れていたそうです。
トッベンスはタダでいくらでもミシンを仕入れられて、ユダヤ人をタダ同然で使って巨富を得ていたのです。
ゲットーでの生活を撮った写真はそれほど本になっていないと思いますが、何冊か見てきました。
本書が一番、強く衝撃をもって迫ったので、これはこちらにアップできずにいました。
でも、20世紀後半からはイスラエルがパレスティナ人に対して似たようなことをしています。
現在でもガザを破壊し尽くし、イスラエル人入植者はどんどん浸食し、パレスティナ人を虫けらのように扱うという。。
第二次世界大戦から何も学ばなかった。。それが現在の状況でしょうか。
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著者：Günther Schwarberg
出版社：Steidl
発行：1989年
ペーパーバック：216ページ
サイズ：19 x 27 x 1.8 cm
言語：ドイツ語
状態：表紙に多少の経年スレ等ありますが古い本としては全体に状態良好。天に若干経年シミが出ています。