タマラ・ド・レンピッカ評伝「Passion by Design」
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タマラ・ド・レンピッカ評伝「Passion by Design」の商品説明
1920年代から30年代にかけて大人気だった女流画家タマラ・ド・レンピッカのちょっと大判のグラフィカルな評伝です。
絵画図版はすべてカラーで50点ほど掲載されており、さらにレンピッカの私生活の貴重な写真も入れて、視覚的にも十分に愉しめる内容になっています。
著者はタマラが最初に結婚した男性との間に生まれた娘のキゼットとその友人。
さすがに知られざる私生活にも踏み込んでいます。
といってもタマラは売れっ子になった20年代以降、社交界生活でしたからその生活ぶりもけっこう知れ渡っていたのですが。
タマラの絵は新古典主義的傾向をうまく内包したアール・デコ様式（あるいはコマーシャルなキュビスム）だったと思います。
第二次世界大戦以降は人気も衰え、試行錯誤して抽象画にまで手を出しますが、そのあたりも丹念に追っています。
1962年には一種の失意をもって画家を引退。
ただし密かに自身を過去の良かった時代の旧作を描き直したりしていました。
デ・キリコやエルテもそんなことを晩年やっていました。
1970年代のレトロ・ブーム、アール・デコ再評価によってタマラは「再発見」され、以降、大人気なのは周知のとおり。
本書に収載された絵画作品は初期から晩年にまで至り、他の画集であまり見たことのない絵もあります。
また彼女の生活を捉えた写真は、彼女の個人的なアルバムからのものだそうです。
安価なペーパーバックが流通していますが、こちらはしっかりとした造本のハードカバー本です。
この本のみでしたらレターパックプラス520円で発送できます。
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著者：Baroness Kizette De Lempicka-Foxhall、Charles Phillips
出版社： Abbeville Press
発行：1998年
ハードカバー：192ページ
サイズ：14.7 x 20.3 x 4.3 cm
言語：英語
状態：ダストカバーに経年のスレ等あり、並の古本といった感じです。パラフィン紙をかぶせてあります。ビニールのカバーを付けてあります。