シネロマン/イヴ・アーノルド
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シネロマン/イヴ・アーノルドの商品説明
マグナム・フォトにも所属した写真家、イヴ・アーノルドがハリウッド映画作品の撮影現場に入って、写真と文章でレポートした本。
アーノルド本人のまえがきによると、プロの写真家と契約してスタジオに入られて映画撮影現場を撮らせ、さらにその進行をストーリー仕立てで紹介する、、
そういう宣伝方法が一時期、流行ったそうです。
本書では1959年のジョーン・クロフォード主演『大都会の女たち』から始まり、81年のジョセフ・ロージー監督『スチーミング』まで24本の映画の現場が描かれています。
映画自体は、あまりパッとしない作品も多いのですが、話はとても面白いです。
オーソン・ウェルズがわざとトチる話とか。。
モニカ・ヴィッティは、ミケランジェロ・アントニオーにの言うことしか聞かず、ジョセフ・ロージーの『唇からナイフ』では監督の指示を無視したとか。。
映画愛に満ちた現場がいくつも描かれています。
アーノルドの写真て、それほど良いとは思わなかったところがあるのですが、本書の写真は良いです。
もちろん被写体の良さもありますが。
翻訳は実川元子さん。ご本人と何回かお会いしたことがあるのですが、たいへん聡明で、しかも超をつけて良いほどの美人でした。
彼女の訳は定評があり、売れっ子ですが、本書の訳もとてもこなれていて読みやすい訳です。
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著者:イヴ・アーノルド
出版社: 愛育社
発行:2004年
ハードカバー:356ページ
サイズ:19 x 25.5 x 2.8 cm
言語:日本語
状態:帯の背に若干の折れ傷み、ダストカバーと本文の四隅に若干の経年黄ばみが出ていますが、概ね全体にきれいな状態。ビニールのカバーが付けてあります。