ティナ・モドッティ写真集「Tina Modotti: A Fragile Life」
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ティナ・モドッティ写真集「Tina Modotti: A Fragile Life」の商品説明
ティナ・モドッティのことを知ったのは、ある偶然でした。
ずいぶん前のことですが、装丁のデザイン案をいくつか作っているときにある静物写真がネットでかかり、それを使って1案つくりました。
そのときは撮影者の名前はかからなかったのですが。
その案はボツりましたが、写真が気になり調べてみるとティナ・モドッティという写真家だとわかりました。
モドッティの作品は他もとても強いものがあって惹かれました。
モドッティはイタリア生まれで叔父は写真館をやっていたそうです。
その後、アメリカに渡りサイレント期のハリウッドで女優として活動し始めます。
美人女優というよりは個性の強い存在感のある女優だったようです。
そして写真家のエドワード・ウェストンと知り合い、1921年までにはふたりは恋人関係になったとされています。
彼には妻子がいたのですが。。
その後、ウェストンは妻子をアメリカに残したまま、モドッティとメキシコに向かいますが、
その同棲生活のなかでティナはウェストンから写真を学び、多くの作品を残していきました。
彼女にはもう一つの側面があります。ひじょうに政治的な人でメキシコ共産党とも関わります。
当初はディエゴ・リベラやフリーダ・カーロと交友があったのですが(ふたりはメキシコ亡命中のトロツキーと親密でした)、
モドッティはスターリン側に近くなり、のちにはコミンテルンの工作員としても活動しました。
このあたりも、その後の彼女の評価に影響したかもしれません。
1942年、モドッティは突然の死を遂げます。
メキシコ共産党が関係したという説もあるようです。とはいえ、時代が経ってみれば彼女の写真作品は評価せずにはおかれないものでした。
本書はMoMAのアソシエート・キュレーターでもある作家のミルドレッド・コンスタンティンが多くのモドッティの写真を集め、その作品と生涯を見渡したものです。
モドッティを知るには良い本かと思います。
ちなみに日本では彼女の評伝も翻訳されて出版されています。
入手して読みましたが、なかなか詳細で作品そのものがあまり知られていないモドッティなのに、
よく評伝が翻訳されたな...とちょっと驚きがありました。
この本のみでしたら、レターパックライト430円で発送できます。
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著者: Mildred Constantine
出版社:Chronicle Books
発行:1993年
ソフトカバー:196ページ
サイズ:25.7 x 25.4 x 1.5 cm
言語:英語
状態:表紙に若干の経年感スレ等がありますが、概ね状態良好。