敗戦直後のベルリン・ガイド「Berlin Guides 1945」
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敗戦直後のベルリン・ガイド「Berlin Guides 1945」の商品説明
1945年、第二次世界大戦で破壊され尽くしたベルリンの名所を案内するという本です。
しかも戦前の写真と瓦礫になった写真を並べるという構成。なんとも戦争の理不尽さが伝わってきます。
発行元の Berlin Story Verlagは、ベルリンという都市にこだわり、ベルリンにまつわる本を200冊以上刊行してきた出版社。
歴史を知らないとちょっと本書の面白味はわからないかもしれません。
ワイマール〜ナチ時代のベルリンについて多少、学んだ人には記憶にある場所がたくさん登場するでしょう。
冒頭からシュポルト・パラストです。
ワイマール時代には「6日間自転車競争」が夜通しで開催され、ナチ政権になってからはヒトラーが演説した場所。
その隣はポツダム広場。
次のページはベルトハイム百貨店。ベルリン一の百貨店でユダヤ系の経営でナチSSに目の敵にされました。
ヒンデンブルク・パラストもシャウシュピール・ハウス(コンサートホール)も国会議事堂も目を覆うばかりの姿です。
第二次世界大戦直後の瓦礫と化したベルリン市街はマレーネ・ディートリッヒ主演の『異国の出来事』(47)に詳細に捉えられています。
監督のビリー・ワイルダーはワイマール期のベルリンでジゴロをしていました。
戦後すぐにかつて栄えたベルリンに入り廃墟を撮ったのです(ディートリッヒが出るシーンはのちにハリウッドのスタジオで撮影)。
本書はとても興味深い内容ですが、写真の質は良くないです。
戦後すぐの頃の新聞や雑誌に載った写真を複写したものでしょうか?
用紙がザラ紙の本文用紙なのでよけいに良くないです。
でも、資料的な価値は十分にあります。
宣伝になりますが、ワイマール〜ナチ時代の政治・文化の通史としては拙著『倒錯の都市ベルリン: 1918-1945 ワイマール文化からナチズムの霊的熱狂へ』をご参照ください。
20代のときに書いた本ですが、そのときの記憶でこの解説文も書いています。
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著者:Norman Bosch
出版社: Berlin Story Verlag
発行:2013年
ペーパーバック:96ページ
サイズ:17 x 24 x 0.8cm
言語:英語
状態:状態良好です。