シャルゲシャイマー 写真集「Chargesheimer」
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シャルゲシャイマー 写真集「Chargesheimer」の商品説明
ドイツ人写真家、カール・ハインツ・シャルゲシャイマーは、ほとんど日本で知られてなく、さらに紹介もされてないと言ってよいかもしれません。
しかし、どうでしょう? ここに掲載した写真の強さや対象への対峙の仕方は。
シャルゲシャイマーは1924年生まれ。
ちょうど大人になる時期に第二次世界大戦があり、彼は1947年に戦後世代として、写真家、舞台デザイナー、彫刻家として活動を始めます。
本書には1949年の作品から収められていますが、まだ廃墟のままのベルリン市街を捉えています。
おそらくその廃墟の〝物質感〟というのが彼の作品に大きな影響を与えたのでしょう。
のちの写真にもシャルゲシャイマーの作品の物質への執着する感覚は、並外れたものがあります。
一方でストリート・フォトグラファーとして街頭の様子も多数撮っています。
本書では1950年代の作品に街頭写真が多いような印象です。
静的な廃墟から動的な人々のいる街頭へ、時代の移り変わりも感じます。
ちょうどドイツが驚異的な復興を成し遂げる時期。彼の写真にもそんな息吹が感じられます。
街頭写真は1960年代まで、モダニズム都市へと変化していく様が捉えられています。
一方、シャルゲシャイマーはポートレートもたくさん残しました。
最初に掲載したロミー・シュナイダー。1955年撮られたものですが、この写真だけ見ても彼が来たるべき60年代の写真の階調をすでに表現しようとしていたことがわかるはずです。
ハイキーのコントラストが効いた写真。しかも人物の顔をかなりアップにして、肖像という以上に一種、物質化しようとしているような写真。
これは彼が舞台芸術が好きだったこととも関係しているのでしょう。
写真ならではの近距離、それを渇望していたのかもしれません。
シャルゲシャイマーはいくつもの写真集を残したようですが、日本ではまったく紹介されていません。
これほどの写真なのに?
日本の写真史家の怠慢を思わずにはいられません。(『世界の写真家101』という凡庸な本を念頭に言っているのですが...)
この本のみでしたらレターパックライト370円で発送できます。
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著者:Chargesheimer(写真)
出版社:Taschen
発行:1990年
ハードカバー:160ページ
サイズ:23.3 x 29.5 x 1.7cm
言語:英語
状態:もともとダストカバーのない造本です。最初の扉ページと最後の奥付ページに経年シミが出ていますが、写真ページは良好です。