テアトル・ドゥ・ラ・モード「Theatre de la Mode」
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テアトル・ドゥ・ラ・モード「Theatre de la Mode」の商品説明
テアトル・ドゥ・ラ・モードとは第二次世界大戦直後の1945年から46年にかけて開催されたフランス・モードの展覧会のことです。
その詳細の前に....本書は日本語版も出ています。
よく出してくれた、という感じなのですが、本文用紙の選択がこちらのRizzoli版と比べて、かなり良くないのです。
なのでじつは両方、保管してきたのですが、出品するにあたって迷った末にこちらの英語版をアップした次第です。
こちらは光沢感のまったくないたいへん良い紙を使っているので、写真を見たときの気分が日本語版とはまったく違います。
日本語版は半光沢のコート紙を使ったことが失敗だと思います。
それと日本語版はレイアウト変更もあり30ページ近く、少ないのです。
さて、テアトル・ドゥ・ラ・モード......当時、物資は不足し、何着ものオートクチュールを制作してモデルに着せて...ということができる状態ではありませんでした。
ドイツ占領下で、フランスのクチュール界はさまざまな痛手を被っており、存在をアピールする必要があったのです。
そこでワイヤーで70cmほどの人形を作り、それに着せるミニチュアの衣服を作ったのです。
ディオールからバレンシアガからバルマンから...パリの有名メゾン総出で。
企画が進むうちにどんどん規模が大きくなり、参加クチュリエは60ほどに。
有名アーティスがミニチュアのセット作りに参加して、15の舞台セットが。
そこに置かれるミニチュア人形は237体にも及びました。
ミニチュアといえど、衣装は本格的で細部まで凝りに凝っています。
ルーブル美術館で展覧会が始まると大ヒット。10万人が来場したそうです。
その後、ヨーロッパ各国を巡回、アメリカにも巡回しました。
本書は、そのテアトル・ドゥ・ラ・モードの人形やセットを写真家デヴィッド・セイドナーが撮ったものです。
また、人形作りの過程、舞台セットの過程など、舞台裏の資料、図版も豊富で素晴らしい内容です。
巻末には掲載したドレスの詳細一覧もあり、目配りの利いた編集となっています。
ついつい長文を書いてしまいましたが、それくらい好きな本。
こちらはカバーのない裸本ですので、ご了承ください。
大型本ですので、佐川急便での発送となります。
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著者: Edmonde Charles-Roux、Herbert R. Lottman
出版社: Rizzoli
発行:1991年
ソフトカバー::192ページ
サイズ:23 × 31.2 × 2.7 cm
言語:英語
状態:裸本です。倒産してしまったレナウンの資料室の本で、扉ページ、表4側見返しにシールが張ってあります。