リリアン・バスマン写真集「Lillian Bassman」
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リリアン・バスマン写真集「Lillian Bassman」の商品説明
『Harper's Bazaar』誌で活躍したリリアン・バスマンの写真集は、本サイトでも『Woman』、『 Lingerie』をアップしてきました。
まとめられた彼女の作品集は、上記2冊、そして1997年に刊行された本書の3冊のみかと思います。
どうでもよいことですが、1997年て、超スタイリッシュなSF映画『ガタカ』が公開された年でした。
時代の気分ですね、映画も本書の出版も。
かなりタテ長の判型で、ほぼ写真のみの構成。
マーティン・ハリソンのエッセイはどこにあるのか?
とおもいきや後半に数ページ目立たないように収められているだけです。
それだけバスマンの写真が強いのでしょう。
バスマンの詳細は『Woman』のほうに書きましたので、こちらでは別のことを。
なぜ、このような実験的な写真が保守的な1950年代の『Harper's Bazaar』で受け入れられたのか、とても不思議なのです。
バスマンは中間色を極端に飛ばし、ハイキーな写真にし、しかもモデルの造型にもこだわり、ほとんど絵画のような写真に仕上げました。
しかしファッション写真としては、細部がまったく分からないという点で失格なのです。
でも、バスマンは「気分」を捉えていたのです。モードの「気分」を。
細部やカラーは他の写真家が撮って、それはそれで誌面を彩っていました。
だから細部のわからないモノクロの実験的すぎるバスマンの写真は、モードの気分を読者に伝えるという点では有効だと判断されたのでしょう。
あまりに芸術的すぎてハイソな読者の知的好奇心をくすぐった、ということもあるでしょう。
ともあれ幸福な人でした。
本書には74枚の作品が掲載されています。
比較的厚い用紙に印刷され、とてもよくできた写真集です。
巻頭の1枚。脚です。
モードというよりも美しい脚。でも、これこそモードの「気分」でしょう。
60サイズを超えますので佐川急便(複数冊)の発送となります。
著者:Lillian Bassman(写真)、Martin Harrison(エッセイ)
出版社:Bulfinch
発行:1997年
ハードカバー:ノンブル記載なし。約110ページ
サイズ:26 x 34 x 1.8 cm
言語:英語
状態:ダストカバーの上辺に若干のめくれ感、下部に若干の黄ばみがあります。