パリの大通りの文化史「Les Grands Boulevards de Paris」バスチーユからマドレーヌまで
¥2,800(税込) 残り0点
●発送方法について(購入前に必ずお読み下さい)
佐川急便発送の商品は配送地域によって700円〜1000円ですが、複数冊(2、3冊〜)ご注文の場合は、「注文内容」の「配送方法」のところで「佐川急便(複数冊)」を選択してください。
厚さ・サイズによってはレターパックプラスでお送り出来る場合もございます。送料選択の際にご確認頂けましたらと思います。
送料の詳細、注文方法、お支払い方法など、その他の詳細については「About」ページをご確認ください。
パリの大通りの文化史「Les Grands Boulevards de Paris」バスチーユからマドレーヌまでの商品説明
パリの大通りの歴史を文化史的観点から辿ったグラフィカルな本です。
ルイ14世の時代から始まります。
なのでフランス革命後の〝アンクロワイヤブル〟も登場します。
そして19世紀前半のダンディたちも。
本サイトでもアップしている『A History of Men's Fashion』に掲載されたものと同じ図版が登場するのもそんなことから。
でも、グラン・ブルヴァールといえばナポレオン3世時代のオスマン男爵によるパリ大改造でしょう。
マドレーヌ大通り、オペラ大通り、セバストポル大通りなどはオスマンの時代に生まれました。
本書では、ジャン・ベローやジェームズ・ティソの風俗的な絵画をたくさん引用して、ブルヴァールの変遷を辿っています。
革命、パリ・コミューンもあれば、また高等娼婦(ドゥミ・モンデーヌ)たちが行き交う大通り。
カフェもあれば、スペクタクルもあるブルヴァールがそうしたタイトルとともに章立てされていて、なかなか着眼点が面白い本です。
またそれぞれの大通りについての章もあります。
著者パトリス・ド・モンカンはこのジャンルの専門家で、過去のパリの文化の展覧会のキュレーションもいくつもやってきた人です。
図版はかなりの量を掲載して楽しめるのですが、文字も大きめのレイアウトなので、ちょっと図版のインパクトを殺いでしまっている気がします。
余談ですが、ジャン・ベローの画集はほとんどなくTaschenから出た画集が絶版後、海外でも日本でも数万円の高値になってしまっています。
私もずっと入手できずにいます。本書で何点か掲載しているのは、かなり楽しめました。
レターパック等に入らない大判本ですので佐川急便での発送となります。
他の本と複数冊ご購入の場合は佐川急便(複数冊)80サイズの選択をお願いします。
著者: Patrice De Moncan
出版社:Editions du Mécène
発行:1997年
ハードカバー:202ページ
サイズ:24.5 x 32 x 2.3 cm
言語:フランス語
状態:ダストカバーにスレ等の経年感があり、また上部に小破れもあります。並下くらいの古本といった感じです。