マリナス・ボエゼム展「Marinus Boezem: Into the Air」
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マリナス・ボエゼム展「Marinus Boezem: Into the Air」の商品説明
2016年にアムステルダムで開催されたマリナス・ボエゼムの一種の回顧展を本にしたものです。
この本は最初に見たときに、けっこう心打たれました。
その理由はわかりませんが、作家のゴシック様式へのこだわりなどが、コンセプチュアル、あるいはパフォーマンス・アートという
現代性とうまく融合していることだったからかもしれません。
本書に掲載されたカテドラル風の植樹=The Green Cathedral(掲載・最後の写真)は、1987年に植樹したもので、木々が成長した1996年の航空写真が掲載されています。
ボエゼムは公共空間への彫刻やランドスケープアート的なものへと70年代から80年代にかけて、その芸術空間を拡大していきます。
そうした過去の作品、そして現在が、この2016年の展覧会で展示されました。
ゆえに「一種の」回顧展と表現したわけです。
1979年にボエゼムは鳥の羽を散らした飛行服のようなものを着て、ロープで大きな硝子を支える
「L'Uomo Volante」と題されたパフォーマンスをします(掲載・最後から3番目の写真)。
この一連のパフォーマンスがカラーとモノクロの写真で掲載されているのですが、これは相当に感動しました。
支える均衡が崩れ、大硝子は床の上で粉々になります。
ボエゼムの動きから砕けた硝子まで、それらを捉えたいくつもの写真がとても良いのです。
...こうなると実際のパフォーマンスに立ち会うよりも記録された写真のほうが「良い」のではないか?と思えてしまいます。
それはパフォーマンス・アートの宿痾のようなものでしょう。
かなりの大判判型に簡潔なレイアウト。
見返しまでこだわり抜いた造本も見事な一冊です。
大型本ですので、佐川急便での発送となります。
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出版社:Roma Publications
発行:2019年
ハードカバー:112ページ
サイズ:23.5 x 30.7 x 1.3 cm
言語:英語
状態:元々ダストカバーのない造本。クロス装が経年感少なく、たいへんきれいな状態です。