鈴木龍一郎 写真集「リュリシーズ」RyUlysses
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鈴木龍一郎 写真集「リュリシーズ」RyUlyssesの商品説明
鈴木龍一郎は2008年に日本写真家協会賞を受賞した写真家です。
個人的には写真の賞とかあまり信用していませんが。
ただ、この人の『ドルック』という写真集は平木収さんが解説を担当しています。
「頼まれ仕事」だったのかもしれませんが、平木さんは川崎市市民ミュージアムの写真部門を育てた功労者で、
私も展覧会のポスター・デザインなどでお世話になりました。
2009年に59歳で亡くなってしまいました。
この写真集のタイトルは、ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』に写真家本人の名前から龍を取って掛け合わせたもの。
つまりジョイスの出身地、ダブリン市街を捉えた大判の写真集です。
パノラマ写真というのが大きな軸になっていますので、全編かなりの横長か縦長の写真です。
パノラマ写真といえば、1910年代から多くのパノラマ写真を残したパイオニア、ユージン・O・ゴールドベックを思い出します。
彼の作品は大群衆を捉えたり、広大な風景を捉えたり、パノラマ写真である必然性があり、そこにスペクタクルもありました。
本屋としては、本を売るために解説をわざわざ書くわけですが、正直、鈴木の作品の多くはパノラマ写真である必然性があまり感じられません。
ようするに風景を引きで撮影して、上下をトリミングすれば横長の写真になるわけです。
パノラマとトリミング写真の違いはそこですが、鈴木作品の多くは上下をトリミングしたと言われれば、そうですね、と見えてしまいます。
掲載した海水浴をする二人の写真が一番「パノラマ」らしく見えました。
写真そのものの質は悪くないと思いますが、全体にパノラマ写真特有のスペクタクル感はありません。
背の上部に破れ補修があるので、最後の写真でご確認ください。
ちなみに安めに設定していますが、定価3800円のけっこう立派な造本の写真集です。
大型本ですので、佐川急便での発送となります。
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出版社:平凡社
発行:2009年
ハードカバー:108ページ
サイズ:29 x 36.5 x 1.8 cm
言語:日本語
状態:ダストカバーの背の上部に5cmほどの破れがあり、裏からテープ補修しています。他は概ね状態良好。