フォリーと幻想(建築)「Follies and Fantasies」
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フォリーと幻想(建築)「Follies and Fantasies」の商品説明
〝フォリー〟とは16世紀から19世紀にヨーロッパで流行った、庭園における用途を持たない装飾的な建築のことです。
庭園の中に建てられた小さめの、日本でいうなら四阿風の建物。
フォリーは通常、愚行とか愚かなことを意味する単語ですが、これらの建築物が流行って以降、「愉しみ」とか「喜び」「お気に入り」とかの意味も持つようになりました。
パリのミュージックホール〈フォリー・ベルジェール〉(フランス語ではfolie)とか、それに影響を受けたニューヨークのレヴュー〈ジーグフェルト・フォリーズ〉なども
後者の意味合いで使われているものです。
フォリーは住居ではありませんが、風景(庭園)にアクセントを加えるもので、しかも所有者の趣味的な酔狂さを発揮できるもので、
たまには男女の戯れも、建物によっては可能でした。
18世紀には、古代ローマの廃墟を模したものが造られたり、もう少し時代を下ると中国風だのトルコ風のフォリーが造られたりします。
本書はドイツ・オーストリア圏のフォリーと幻想的な建築を写真家ニック・バーロウが捉えたものです。
ヨゼフ・マリア・オルブリッヒによるウィーンのゼツェッションの建物なども入っていますが、こちらフォリーではなく幻想=ファンタジー文脈でしょう。
巻頭にモノクロでフォリーの歴史を紹介(掲載された歴史図版等が面白いです、こちらでは最後に写真を掲載しています)、
そのあとはフルカラーで各地のフォリーとファンタジックな建物を紹介していきます。
フォリーとファンタジーの比率は3:2での掲載でしょうか。
共著者のサリー・サンプル・オールがそれぞれの建造の由来、関連する所有者、建築家、職人を短く紹介して、資料的にも充実しています。
ともかく〝愛らしい〟しかも、細部に凝ったフォリー+ファンタジーが多く、そこが本書の最大の魅力でしょう。
この本のみでしたら、ターパックライト430円で発送できます。
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著者: Nic Barlow(文・写真)、Sally Sample Aall(文)
出版社:Harry N Abrams
発行:1994年
ハードカバー:128ページ
サイズ:24 x 23.5 x 2 cm
言語:英語
状態:ダストカバーに軽いスレ、アタリ等がありますが、概ねきれいな状態。