ヴィクトリア朝の絵画(アカデミー派の絵画)【図録】
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ヴィクトリア朝の絵画(アカデミー派の絵画)【図録】の商品説明
1989年に伊勢丹美術館他、全国を巡回した展覧会の図録。
ラファエル前派が登場する直前の(あるいは時期的に重なっていますが)、イギリス絵画、しかもアカデミック・アート中心に紹介した画期的な展覧会です。
アカデミー系とは、ある意味、保守反動のような絵画群ですが、この時期の古典回帰、ギリシャ・ローマ信仰など、現在からみるととても興味深い内容です。
しかも卑俗なリアリズム、内側に隠された扇情性などで、美術史的にも後年は小馬鹿にされ、あまり顧みられてこなかった作品群です。
ジョージ・フレデリク・ワッツ、フレデリック・レイトン、グリムショー、アルマ=タデマ、ジョーゼフ・ムーア、ウォーターハウスなど、
よくこれだけ集めたなと感動します。唯一、バーン=ジョーンズくらいでしょうか。ラファエル前派的な画家は。
このあたりの絵画をこれだけ集めた展覧会は、その後も開催されていないでしょう。
タイトル的に近いものとして「ザ・ビューティフル-英国の唯美主義 1860-1900」という展覧会が三菱一号館美術館でのちに開催されていますが、
唯美主義的な気分としても、断然こちらのほうが優れていました。
周知のように前派は中世志向ですが、本書掲載の多くの画家はギリシャ・ローマの古典志向、それに異国憧憬。
このあたりがアカデミー派と前派を決定的に分かつ志向だったというのが、よくわかる本となっています。
それに加えて世紀末特有の〝女性幻想〟。若く美しく、裸か薄衣か...そんなのばかりです。
世紀末、パリやベルリンを凌駕して最も売春宿の多かったロンドン。幻想と現実の乖離に目眩がする思いです。
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監修:河村錠一郎
発行:1989年
ペーパーバック:158ページ
サイズ:24 × 27 × 1.2 cm
言語:日本語
状態:30年前に刊行された本ですが、状態良好です。