2023/02/13 07:10

惹きのあるタイトルと思って「月曜日は憂鬱」(ニューオーダーの「Blue Monday」を思い出しますね)なんて書いたが、じつのところそれほど憂鬱なわけではない。
独り身なので、土日にどこかに行くと家族連れや恋人同士ばかりで、そちらのほうが憂鬱かもしれない。

ちょっと憂鬱なところがあるのは、だいたいにおいてデザイン仕事は、週末にこちらに作業を押しつけられて
月曜日に提案・提出なんてのが多いことだ。
ま、平日の時間を自由にしているからしょうがないかも。

もうひとつ。
週末にmondo modernで本が売れて、さらにヤフオクでの出品終了が重なったとき。
月曜日に発送が集中するのだ。

空間に少しでも空きがあれば、何かを買ってしまう性分。
ようするに「余白」の美を追究するモダニストではなく、先住民の人たちが描くものや、あるいは〝アール・ブリュット〟と呼ばれる画家たちの感性に近いのだ。
空間を埋め尽くさないと不安になるという。。
彼ら・彼女らにとって宇宙の平衡は、埋め尽くされた空間によって成り立っているのだ。
「余白」とは「不安」に他ならない。

というわけで、ひたすら収集が収まらないが、人生は永遠に続くわけではない。
余分な空間もない。もちろんお金はもっとない。
だから細々とした収集品などはヤフオクで処分している。

...というわけでデザイン仕事をしつつmondo modernと、(とくに最近は)ヤフオクでの出品に忙しく、売れるのは嬉しいし、とてもありがたいけれど、正直、梱包が憂鬱。
日曜日の夜から月曜日にかけては梱包との格闘なのだ。

ま、ヤフオクの梱包は少し手抜きをするけれどmondo modernで売れた本は、大型本なら必ず段ボールをぴったりのサイズに切って梱包している。
大手の古書業者にはビニールの簡易包装だったりもするけれど、そもそも圧倒的に少ししか売れない零細業者としては、しっかりした梱包で信頼をつなぎ止めていかなければ、大手に太刀打ちできないのだ。
もちろん本の解説や、写真での紹介もどこよりも丁寧にしないと。

幸いmondo modernを大切に思ってくださるリピーターの方が多く、ときどきとても丁寧で親切なメールをいただく。
発送が少し遅れても、ほんとうに寛大に対応してくださる。
古書店を始めたばかりの頃は、そうではなかったけれど。。
ずいぶんとぞんざいなメールが来たことも何度もあった。

mondo modern___長澤 均__papier colléとつながるブランディングが多少は成り立ってきているのかもしれない。
...と、ふと思いついて深夜にこんなことを書き連ねてしまったが、こんなことをしている場合じゃない!
今日、発送するものの梱包をしなければ。。
でも、昨日、オススメの本がまとめて売れたので、とても嬉しいんだけれどね笑