2024/09/18 19:02
昨夜、ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督の1931年の作品『アメリカの悲劇』を観た。
スタンバーグ作品はほとんど観てきたが、これは観てなかった。
野心ある貧しい青年が、女工(シルヴィア・シドニー)と恋愛になるものの、
ブルジョワの女性と知り合い、邪魔になった女工を殺してしまうという物語。
そのブルジョワ令嬢(フランシス・ディー)の湖畔のキャンプでのひとこま。
特徴的なパンタロンドレス...ほぼのこの時期からの流行ですね。
これを観て...いや、このドレスはどこかで観ている!
...とMacの中を探した。
10数年も前にVinage Everydayというサイトから別の写真をDLしてあった(下)。
上の写真と全く同じドレスではないか!
すごい記憶力! と我ながら感心(笑)でも、映画には隣の女性は出て来ないし、そもそも海辺でのシーンはない。
いったい何の写真なのだ!?
画像検索すると下の写真がかかった。今度は3人に!
日本のサイト『Esquire』の掲載で「1940年代に撮影された」と書いている。
両端の女性のパンタロンの裾、30年代の流行だと思います。
マレーネ・ディートリッヒ作品での彼女の衣裳のほとんどを手がけたデザイナーです。
※追記。
調べたら2枚目、3枚目の写真は1932年1月に撮影されたもの(『Esquire』の記述、間違ってます)。
これは31年公開の『アメリカの悲劇』よりも後。
ということは衣裳を使い回して、別の映画の宣材写真を撮ったのか?
3人は左からフランシス・ディー、女優のエイドリアン・エイムズ、女優のジュディス・ウッドだそう。。