2025/07/24 15:09

入院生活も長くなって、無為に過ごしているわけにもいかず......
午前と午後の一定時間、病室を抜けて談話室にパソコン、点滴スタンドなどを
持ち込んで新著の原稿書きなどの作業を始めています。
広くて心地良い空間で、仕事をするには最高の場所。もちろんWi-Fiも使えます。

許可を取れば、いま居る7階の病棟を出て一階のさまざまなショップ
(駅ビルくらい充実していそう)にも行けるのですが、
まだ点滴と栄養ドリンクのみの生活なので、そこまでは。買うものもないし。

それにここ杏林大学医学部付属病院は広すぎて迷子になってしまいそう。


まだ、病気が重篤だった頃はベッドごと運ばれて検査室に移動。
一般病棟に移ってからは、レントゲンにしても大きな機器を病室に運んでの検査。
それが恢復するにしたがって、地下にあるさまざまな検査室に看護師さんとともに歩いて行くことになります。
それでこの病院の巨大さの一端がわかったんですけれどね。

検査機器の充実ぶりもすごくて、機器ばかり詰め込まれた部屋があってSF映画を観ているような感じ。
残念ながら病院内は撮影禁止なので、そんな風景も記録できないのですが。

検査に行く途中、看護師さんにこの病院で働いている人は数百人という単位ですよね、
と訊いたら、たぶん1000人以上だと思います...だって!


ところで病院生活で気づいたこと。
高齢社会なので、病棟は老人多いです。
で、身寄りのない人などは、パジャマ等の用意や洗濯交換ができない。

病院側の日替わりレンタルに契約すると毎日、パジャマやタオルを届けてくれる。
でも、数日だったらいいけれど、長引くとけっこうな出費になる金額です。

そのレンタル・パジャマ。
ベージュの地味なもので、廊下ですれ違う患者を見ているとけっこうこれを着ている人が多い。
家族、近親者が近くにいない、あるいは近親者がいない人なのだろうと推測する。

僕の場合は自分で持ち込んだパジャマがあり、姉や兄が買ってくれたものもあって
自前のを着れる。しかも姉が選んだものはお洒落で高いものが多く。
これ、かなり気分が違うんですよね。
お洒落なパジャマ着ていると気分が上向く。恢復を促進してくれるかもしれない。

しかも姉が定期的に洗濯物交換に面会に来てくれるので、ものすごく助かっています。
天使です......だいぶ老いてしまいましたが。
お洒落な姉なので10歳以上若く見えるかな。


でも、いつか一人になって入院したときには、やはりレンタルのパジャマ借りるようなんだろうなぁ....
いや、参政党が権力握ったら「年寄りや重病者はさっさと死ね!」って迫害されるのかもね。

いまからでも結婚できないかなぁ?笑
できっこないよね。

そうそう最初の写真は、本日初めて流動食が出ました。重湯に野菜スープにペクシー・ストロベリー。
流動食なのでほぼ飲み物ですが、食べ物と呼べるようなものはなんと17日ぶり。
点滴だけだとさすがに日に何回か空腹を感じますが、まぁ、我慢できるレベルでそれほど苦痛でもなかったなぁ。