2023/03/23 20:10
三鷹市美術ギャラリーに【合田佐和子展】(3月26日まで)を観に行く。合田佐和子を知ったのは、唐十郎の『鐵假面』(72)のB全ポスターを武蔵美生だった兄が家にもってきたからだ。まだ高校生だったが、絵柄にけ...
2023/03/12 21:42
こういう写真を見ると、いろいろな記憶が甦って心揺さぶられる。17歳、高校2年生のときにELMOの8mmフィルム・カメラで最初の映画を撮った。主演の女子にフィルムをあげてしまって手元に何も残っていないけれど、...
2023/03/04 03:11
ウェイン・ショーターが亡くなった。もう89歳だったのか?なぜか、もっとずっと若いと思い込んでいた。ヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ 第5番」という大好きな曲がある。いろいろな人がこの曲をやっていて、...
2023/02/13 07:10
惹きのあるタイトルと思って「月曜日は憂鬱」(ニューオーダーの「Blue Monday」を思い出しますね)なんて書いたが、じつのところそれほど憂鬱なわけではない。独り身なので、土日にどこかに行くと家族連れや恋人...
2023/02/02 14:44
『ハルムスの小さな船』という本に出会った。装幀・造本のセンスが良く、イラストにも強い惹きがあった。ハルムス...作者はダニイル・ハルムスという。まったく知らない作家だった。挿絵は西岡千晶。絵本のようだ...
2023/01/19 19:58
以前、ミュージシャンの小坂忠さんが亡くなったときにこちらのブログに、その思い出を書いた。旧ジョンソン基地(現・入間基地)周辺に米兵用につくられたいわゆる〝ハウス〟に小坂さんは住んでいたが、僕の父は...
2023/01/16 15:45
誰かが亡くなったときしかmondo modernのブログを更新しない、というわけではけしてないのだが、せわしなくしていると誰かが亡くなっていく。そんな世代のなかに自分がいると実感する。ゴダールの死が強烈にショ...
2022/12/30 17:45
2016年、ロンドンに行ったときにV&Aでロンドン・ファッションの回顧展をやっていた。そこでBIBAやオジー・クラークを観て、ヴィヴィアン・ウエストウッドもあったことから、そうだ、キングスロード430番地に...
2022/12/22 13:34
死というのは、その属する世代において「リアルなもの」なのではないか、とつくづく思う。正直、上の世代の著名人が死んでもあまりショックを受けたことはない。フィリップ・ド・ブロカとジャン=リュック・ゴダ...
2022/12/18 14:09
先日、「愛書家のための小間物ブランド~霧とリボン」で合田ノブヨさんの作品について書いた。1点の作品についてだけなので、字数は少ない。なので、こちらにもう少し本格的に合田ノブヨさんについて紹介したく...
2022/10/30 19:05
パリのドフィーヌ通りにある「Librairie Couleur du Temps」という古書店は有名なのだろうか?もう完全に記憶から消えているが、1977年8月9日、21歳のときここを訪れてドロテア・タニングの画集を買った。タニン...
2022/10/08 19:27
昨年9月にジャン=ポール・ベルモンドが亡くなったとき、このBlogにこう書いた。「有名人の誰が死んでもあまり感慨を抱くことのない僕だが、ちょっと動揺した」。そうなのだ、著名人の死に冷淡だったのにベルモ...
2022/09/21 21:28
キース・ヴァン・ドンゲン展がパナソニック汐留美術館で開催されている。ヴァン・ドンゲンといえば、10代の終わり頃に読んだジウリア・ヴェロネージの名著『アール・デコ〈1925年様式〉の勝利と没落』を思い出す...
2022/09/13 19:49
人生で最も怖れているようなことは、突然やってくる。ジャン=リュック・ゴダールが9月13日に亡くなった。いつかこの日が来ることはわかっていた。80代のゴダールの老いた姿の写真を海外の映画ニュース記事などで...
2022/08/28 19:36
古書店業をやりながら、ふと思う。古本を扱いながら「潔癖症」って致命的なんじゃないか、と。そう、汚い本がかなり苦手なのだ。10代の頃から神保町に通って古書を買っていたのだから、もともと古書好き。ことさ...