2022/12/18 14:09
先日、「愛書家のための小間物ブランド~霧とリボン」で合田ノブヨさんの作品について書いた。1点の作品についてだけなので、字数は少ない。なので、こちらにもう少し本格的に合田ノブヨさんについて紹介したく...
2022/10/30 19:05
パリのドフィーヌ通りにある「Librairie Couleur du Temps」という古書店は有名なのだろうか?もう完全に記憶から消えているが、1977年8月9日、21歳のときここを訪れてドロテア・タニングの画集を買った。タニン...
2022/10/08 19:27
昨年9月にジャン=ポール・ベルモンドが亡くなったとき、このBlogにこう書いた。「有名人の誰が死んでもあまり感慨を抱くことのない僕だが、ちょっと動揺した」。そうなのだ、著名人の死に冷淡だったのにベルモ...
2022/09/21 21:28
キース・ヴァン・ドンゲン展がパナソニック汐留美術館で開催されている。ヴァン・ドンゲンといえば、10代の終わり頃に読んだジウリア・ヴェロネージの名著『アール・デコ〈1925年様式〉の勝利と没落』を思い出す...
2022/09/13 19:49
人生で最も怖れているようなことは、突然やってくる。ジャン=リュック・ゴダールが9月13日に亡くなった。いつかこの日が来ることはわかっていた。80代のゴダールの老いた姿の写真を海外の映画ニュース記事などで...
2022/08/28 19:36
古書店業をやりながら、ふと思う。古本を扱いながら「潔癖症」って致命的なんじゃないか、と。そう、汚い本がかなり苦手なのだ。10代の頃から神保町に通って古書を買っていたのだから、もともと古書好き。ことさ...
2022/08/24 18:50
単行本『ピエール・カルダン デザインアーカイブ』に寄稿しました。8月8日に発売されたもので、300ページを超える厚い本です。ピエール・カルダン・ジャパンの全面協力のもと数多くのアーカイヴ写真、そして日本...
2022/07/08 05:19
ジェームズ・カーンが亡くなった。出演した映画はアクションものが多かったし、ほとんど興味を持ったこともなかった。でも1969年にフランシス=フォード・コッポラが低予算でつくった『雨のなかの女』を観て、大...
2022/06/18 07:00
この10日間ほど1920年代のドイツ映画ばかり観ていた。そのことはまた書くつもりだけれど、映画ばかり観ていても自分が映画史上最も好きな3本の映画は不動だな、といつも思う。1番はフィリップ・ド・ブロカの『ま...
2022/05/01 14:33
ミュージシャンの小坂忠が亡くなった。知っているわけではないが、まったく知らないというわけでもない。というのは僕にはとても思い出深いことがあるからだ。小坂さんや細野晴臣らはジョンソン基地(現・入間基...
2022/04/17 20:38
去る4月4日、東京都庭園美術館の展示会場で開催したトークイベント「奇想のモード展によせて シュルレアリスム、具象の時代、見通しの悪さについて」。当日は147人の応募があり、実際の参加者も100人を超えました...
2022/03/24 19:19
東京都庭園美術館で2022年4月10日まで【奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム】展が開催されています。この展覧会を企画した学芸員の神保京子さんと僕(mondo modern/長澤)で、シュルレアリ...
2021/12/09 17:45
いよいよ今日、新事務所への引っ越し。家に置いていたこのキャビネットも中を空にして持って行く準備完了。キャビネットのうしろから高校三年生のときに買った映画『モロッコ』の額装したポスターが出てきた。ジ...
2021/11/18 19:53
「シネフィル」という映画サイトを運営している角さんから、久々に連絡があって彼がアドバイザーを務めている映画館〈シアターギルド〉で、ギャスパー・ノエ 監督作品『アレックス STRAIGHT CUT』の上映後のアフ...
2021/09/07 16:36
ジャン=ポール・ベルモンドが亡くなった。有名人の誰が死んでもあまり感慨を抱くことのない僕だが、ちょっと動揺した。ベルモンドといえばゴダールの『勝手にしやがれ』(59)。中学二年のときに兄と一緒にTV放...