2022/08/24 18:50
単行本『ピエール・カルダン デザインアーカイブ』に寄稿しました。8月8日に発売されたもので、300ページを超える厚い本です。ピエール・カルダン・ジャパンの全面協力のもと数多くのアーカイヴ写真、そして日本...
2022/07/08 05:19
ジェームズ・カーンが亡くなった。出演した映画はアクションものが多かったし、ほとんど興味を持ったこともなかった。でも1969年にフランシス=フォード・コッポラが低予算でつくった『雨のなかの女』を観て、大...
2022/06/18 07:00
この10日間ほど1920年代のドイツ映画ばかり観ていた。そのことはまた書くつもりだけれど、映画ばかり観ていても自分が映画史上最も好きな3本の映画は不動だな、といつも思う。1番はフィリップ・ド・ブロカの『ま...
2022/05/01 14:33
ミュージシャンの小坂忠が亡くなった。知っているわけではないが、まったく知らないというわけでもない。というのは僕にはとても思い出深いことがあるからだ。小坂さんや細野晴臣らはジョンソン基地(現・入間基...
2022/04/17 20:38
去る4月4日、東京都庭園美術館の展示会場で開催したトークイベント「奇想のモード展によせて シュルレアリスム、具象の時代、見通しの悪さについて」。当日は147人の応募があり、実際の参加者も100人を超えました...
2022/03/24 19:19
東京都庭園美術館で2022年4月10日まで【奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム】展が開催されています。この展覧会を企画した学芸員の神保京子さんと僕(mondo modern/長澤)で、シュルレアリ...
2021/12/09 17:45
いよいよ今日、新事務所への引っ越し。家に置いていたこのキャビネットも中を空にして持って行く準備完了。キャビネットのうしろから高校三年生のときに買った映画『モロッコ』の額装したポスターが出てきた。ジ...
2021/11/18 19:53
「シネフィル」という映画サイトを運営している角さんから、久々に連絡があって彼がアドバイザーを務めている映画館〈シアターギルド〉で、ギャスパー・ノエ 監督作品『アレックス STRAIGHT CUT』の上映後のアフ...
2021/09/07 16:36
ジャン=ポール・ベルモンドが亡くなった。有名人の誰が死んでもあまり感慨を抱くことのない僕だが、ちょっと動揺した。ベルモンドといえばゴダールの『勝手にしやがれ』(59)。中学二年のときに兄と一緒にTV放...
2021/07/09 21:13
先日、古書店でとても不思議な本に出会った。『Les Animaux fabuleux』=「素晴らしい生き物」といったところ。パラパラとめくると中世の空想の動物から世紀末の怪しげな魔物、20世紀絵画での抽象的ともいえる生...
2021/07/04 14:26
この夏、ドキュメンタリー映画「ココ・シャネル 時代と闘った女」が公開されるということで、雑誌『ユリイカ』で、「ココ・シャネル」特集が組まれた。あまり文芸誌に縁のなかった僕ですが、昨年の同誌の「総特集...
2021/05/14 21:29
古書店を始めて4年くらいか? 他の古書店ってどうやって利益を出しているんだろう? と不思議に思うことが多い。一方、とてつもなく大きなビジネスにしているところもある。Amazonを利用することは滅多にないが...
2021/05/01 23:05
本を探していると、まさかのように自分を待ってくれていた本に出会うことがある。この『Moda Fashion』という本もそうだ。18世紀から1950年代までのファッション・プレート集。50年代のはプレートではないのでほ...
2021/01/25 21:04
スタンリー・キューブリックが18世紀を舞台に泰西名画のごとき映像を紡ぎ出したのが「バリー・リンドン」だった。キューブリック作品なら「2001年宇宙の旅」が、あるいは「時計じかけのオレンジ」が最高傑作だと...
2020/11/01 19:48
ショーン・コネリーが亡くなった。ちょうどこの数ヶ月、映画専門チャンネルで007特集をやっていて、全部録画して観てきたのでちょっと感想を。僕はショーン・コネリーが大好きで、とくに「ロシアより愛を込めて」...